寒さが厳しくなるにつれて、身体が冷え込み体調を崩す方も増えてきます。身体を温かく保つことは、体調面だけでなくメンタルにも良い影響を与えるもの。今回は、寒い時期に取り入れたい早めの「温活」についてご紹介します。
身体が冷えてしまう原因の一つに、運動不足による筋肉量の減少があります。筋肉量が減ると体内で熱を生み出しにくい状態となり、血行不良を招くことに。過度なストレスや睡眠不足は、自律神経の乱れから血行の悪化につながります。特に、ご年配の方は筋肉量が低下する他、体温調節機能の衰えで寒さを感じにくくなり、身体の発熱力が弱まって冷えやすくなります。
身体が冷えることで血流が悪くなると、免疫力が下がり、肩こりや腰痛、頭痛、むくみなどを引き起こしやすくなります。血行不良や免疫力の低下によって、老廃物が溜まりやすくなると体重増加や生活習慣病の原因に。動脈硬化が進んだ場合は、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすことも考えられます。
一方で、血行不良は気持ちの落ち込みや疲労感などメンタル面にも悪影響を与えます。まさに「冷えは万病の元」。冷えを放置しておくことは、心身に大きな負担をかけることになります。
温活のポイントは、少しでも寒いと感じたら我慢せず、身体や部屋をポカポカに保つことです。早めにしっかり温めることで、風邪や冬季うつ(季節性の感情障害)などにもかかりにくくなります。
「温活」の基本
寒い季節の心と身体を守り抜くには、早めかつ積極的な温活がおすすめです。冷えを感じるその前に、身体を内外から温かく保ち、ポカポカの毎日を手に入れましょう。